・「熊野の黒」とは
いにしえよりの自然や信仰の形が残る地、熊野。古い歴史が残る熊野では、黒を基調色とする伝統的なものや特産品が数多く存在します。黒という色は神秘性を内包した色。「熊野の黒」はそれら黒色の熊野の品をもとにデザインした手拭です。
「三つ組みヤタガラス」
熊野の神様のお使いとされるヤタガラス(八咫烏)。その姿は三本足のからすとして伝えられ、導きの神として信仰されているほか、太陽の化身ともされています。また、サッカー日本代表のマークに描かれていることでも有名です。
「三つ組みヤタガラス」はヤタガラスをモチーフにした三つの図柄と立涌(たてわく)という縁起の良いものとされる紋様を組み合わせたデザインです。様々な使用用途によって、図柄の見え方の違いをお楽しみ下さい。
「散らし那智黒石」
那智黒石(なちぐろいし)とは三重県熊野市神川町でしか産出されない、黒色の石です。硯や碁石に加工され親しまれてきたほか、石のきめの細かさから、金の品質を鑑定するための試金石としても用いられています。
「散らし那智黒石」は那智黒石の板が、碁石に加工されていく様子をデザイン化しました。左上には、碁石が抜かれた後の、那智黒石の板をアクセントに配置しています。碁石も磨かれる前の、コロコロとした状態で描いています。
那智黒石を全体に散りばめた、広がりを感じる図柄をお楽しみ下さい。
ホームページ移転に伴い、新規ページも併せてご覧ください「ヤタガラス手ぬぐいについて」。